省エネルギー・省CO₂・省資源型サーキュラーコンクリートの開発プロジェクト

省エネルギー・省CO₂・省資源型サーキュラーコンクリートの開発プロジェクト

今回新たな開発プロジェクトに参画することになりました!
少しむずかしい話ですが、最後までお読みいただけるとうれしいです。・:*:・(*´∇`*人)。・:*:・ヨロシクネ♪

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装プログラム」の重点課題推進スキームで実施される省エネルギー・省CO₂・省資源型サーキュラーコンクリートの開発プロジェクトに参画します!

今回は、竹中工務店、鹿島建設、栗本鐵工所、コトブキ技研工業、成友興業、八洲コンクリート、吉田建材のみなさんと、共同研究先の明治大学、業務委託先の竹中土木のみなさんとの共同開発プロジェクトで、2028年までに社会実装を目指しています。

サーキュラーコンクリートとは

サーキュラーコンクリートとは、CO₂排出量を削減する環境配慮型セメントと、解体コンクリートから製造する再生骨材や、戻りコンクリートから取り出す回収骨材を使用するコンクリートです。
骨材の回収・再利用技術の開発により、コンクリートのサーキュラーエコノミーに貢献します。

サーキュラーエコノミーとは、循環経済のことで、限りある資源を様々なやり方で循環させようという考え方で、資源の破棄を最小限にする社会経済のシステムづくりです。

サーキュラーコンクリートは、コンクリートを製造するときに使う天然資源を保護し、建物を建て、老朽化した建物を解体する中でそれぞれ出てしまう、廃棄物をまた使えるようにして資源を循環させることができます。

当社の役割

当社がメインで行う研究は、複数の生コン工場の戻りコンクリートを再資源化工場に集積し、集積回収骨材として利用する仕組みの開発です!

回収骨材とは、自社工場で出荷し建設現場で余った戻りコンクリートを自社工場で取り出し再利用する骨材のことをいいます。
再資源化工場に集められた戻りコンクリートは、骨材を回収することは出来ますが、現状ではこれを再利用するための技術基準がありません。

再資源化工場で集められた戻りコンクリートから取り出した集積回収骨材をコンクリート用の骨材として利用できる仕組みを開発していく計画ですo(`・ω´・+o) ドヤァ…!

さらに!
骨材は大きく分けると砂と石になりますが、当社では再生セメントと混合してドライモルタルなどに再利用しています。
でも、限りある資源。
コンクリートから出てくる資源は再度コンクリートで再利用したい!!ということで研究を進めています。

【集積回収骨材の試験をしています】
集積回収骨材の試験

サーキュラーコンクリートの研究開発は、CUCOで開発中のカーボンネガティブコンクリートとも密接な関連があり、さらなるコンクリートの環境負荷低減技術の社会実装・普及拡大につながることが期待されているそうです!!

これからも当社は地球温暖化対策に積極的に取り組んでまいります!!
地球環境を守るため、『今、できること』を未来のために。

サーキュラーコンクリート開発プロジェクトのプレスリリース記事はこちら!【PDF】
https://www.sanseki.co.jp/wp2019/wp/wp-content/uploads/2024/09/202409_newsrelease.pdf

CUCOに関する過去の記事はこちら!
バナー掲載のCUCOに参画しています!
https://www.sanseki.co.jp/topics/2022/11/14/5689/
CUCO始動
https://www.sanseki.co.jp/topics/2023/04/06/5829/