ウクライナ出身アーティスト平和願う書、街を走る
ウクライナ出身アーティスト平和願う書、街を走る
縁があって、ウクライナ出身でアーティストのバルバラ・コルニエバさんに、当社(エッグ)のダンプトレーラーの荷台に平和への願いを込めた作品を、現在学んでいる書道を生かして描いていただきました!
荷台の右側面には日本語で、左側面にはウクライナ語で、それぞれ「愛と平和」と描かれていて、従来の当社トレーラーとはまた違った趣があります。
このトレーラーは今年納車されたばかりの新型車両で、神奈川県西部から横浜市を中心に運行しています。
ウクライナから日本へ
ウクライナ南東部ドンバス出身のコルニエバさんは、首都キーウの美術団体に勤務されていました。
軍事侵略が始まった2022年2月24日、友人に起こされると爆音の中で荷物をまとめ、郊外の軍事施設に移ったそうです。その1か月後、戦況の激化に国外避難を決意し、家族がいるポーランドへ。
「東京物語」などで知られる映画監督の小津安二郎にひかれ、映画芸術を学びたいと思い日本行きを模索。
4月頃、茅ケ崎市に住む米国人で早大教授のダニエル・ドーランさんらが作った支援のためのマッチングアプリを見つけ連絡を取り、その後ドーランさんが保証人となり、6月に来日されました。
現在は支援を受けながら映像作品の作成や書道の練習に取り組まれています。
トレーラーに作品?!
【ウクライナ語】
【日本語】
今回の作品は、ドーランさんから当社の社長に支援協力の依頼があり実現しました。
なぜ、ドーランさんが社長へ依頼されたのか?
実は、ドーランさんと社長はプライベートで親交があり(飲み友達らしい(*´∀`)人(´∀`*)(笑))色々な話をしている中で支援を依頼されたということだそうです。
その後、ドーランさんの紹介で社長とコルニエバさんとが会談した際、コルニエバさんがアーティストだということを知り、『それなら作品を描いてもらおう!』と、社長が平和をイメージした作品をオーダーし、作品を買い取る形になりました。
実は私、作品を描くって、どこに描くんだろ~。どこかの壁かな~(´・ω・`)?などと思っていました。
出来上がった作品を見てビックリ!!!
トレーラーの荷台に作品があああああああああ!(๑°ㅁ°๑)‼✧
とっても素敵です☆
当日の様子
ここからは、コルニエバさんが作品を手掛けてくれた当日の様子をお伝えします。
2023年3月11日、この日は3月とは思えないほど暖かな陽気でした。
【下絵を参考に筆で描いています】
【筆をどんどんすすめます】
さて、この荷台のキャンバス、どれくらいの大きさに見えますか??
なんと、縦2.14m、横8.9mもあるんです。
寸法だけ言われても、全然想像がつかないですね・・・
横の長さだけでいうと、27人乗りの中型観光バスくらいの大きさです!
・・・わかりずらい??
高さにするとマンションの3階くらいの高さです!!
・・・?
シンガポールにある、上半身がライオン、下半身は魚のマーライオン像くらいの大きさです!!!(`ー´) ドヤッ!
いや、わからない!
そんな身近には中々ない大きなキャンバスの両面に・・・スッスゴィ…(゚Д゚ノ)ノ
迷いのない、勢いのある製作風景で、あっという間に描きあがりました!!
【最後にコルニエバさんのサインを・・・】
生コンクリートの材料となる骨材(砂利・砂)とともに、コルニエバさんの平和への願いが込められたトレーラーは今日も走ります。
世界中が平和で、愛に満ち溢れますように。
【コルニエバさんの写真を添えて完成です!】
2023年4月7日(金)の読売新聞(地域 湘南 13S)で取り上げられましたので、あわせてご覧ください。