管理職研修を行いました

初めての管理職研修

数年前に新卒採用を始め、新入社員への研修は色々と考えてやってきたものの、
 
『そもそも教える側、特に課長以上(=組織をマネジメントしていく人たち)への研修って、やったことないよね?!』
 
ということで、外部から講師をお呼びしてやってみました。

なんで管理職研修を?

ウチの会社には昇進試験がありません。
昇格にあたっての上申書なんてものもありません。
 
まずはやってみる!という文化が根強いこともあり、上司や周囲が『こいつはイケる!』と判断したら唐突に管理職に抜擢され、その重圧に悩みながらも、周囲のサポートを受けながら管理職として育っていくという展開が多くみられます。
 
昔は社員の年齢層がせまかったこともあり、そんな感じの昇格スタイルでも何だかんだ機能していました。ですが今ではグループ全体で300名を超える社員が働き、工場・営業所の数も増え、年齢層も幅広く(最大で50歳差ほど)なりました。
さらに昨今は過重労働の回避や各ハラスメントへの対応が当然という社会情勢の中で、「多くは語らず背中を見せる」「よく言えば情熱的(一歩間違えば感情的)」というスタイルを含め、自身が積み重ねてきた経験だけでは乗り切ることが難しい局面も増えています。
 
そのため、管理職の面々が一堂に会して外部講師のレクチャーを受けながら

 

  • 世間一般に求められている管理職とはどういうものなのかを知る
  • 管理職同士で自分の理想や悩みについて話し合う

 

 

という場が必要だと考え、今回の研修を企画しました。

講師はとってもざっくばらんな方

講師の住永さんは大手メーカーでのサラリーマン経験を踏まえて、コーチングなどの研修をされているプロ講師の方で、忖度なくざっくばらんな物言いをされる方です。シンプルに核心を突く研修で、一つひとつがすとん、と心に落ちていきました。
それでは、実際の研修風景をご覧ください。

研修スタート

否定しない!

研修は自己紹介を経て、“ワールド・カフェ”という手法を取り入れ、与えられたテーマについて話し合うところからスタート。出席者全員で、相手の意見を否定せずに受け止めながら話し合いを進めます。目的が結論を出すことでないこともあり、和やかな雰囲気の中で、各自がテーマに沿って自分の意見をまとめて発表していました。

【グループワークでの話し合い内容を発表】

考える力の枯渇

昨今、いろいろな職場で起きている問題・課題として「考える力の枯渇」があるそうです。
どういうことかと言うと・・・

 

  • 指示待ち傾向の強まり(誰かが何とかしてくれると思っている)
  • 不満はあるが本当の意味で困っていない(会社がなくなるという危機感はない)
  • 「何のために」という思考が働かなくなる(自分の仕事にしか関心がない)
  • 足りないものばかり視野に入る(何とかしようという姿勢を失う)

聞くだに恐ろしい・・・。
 
そうならないように管理職としてできる(すべき)ことは何か?
そのひとつは対話ができる環境づくりとのこと。
忖度(ホントは結構いい言葉)や場の空気を読むことはとても大切なことですが、職場は仕事をする場所。何かを決めようとするときは賛成意見も反対意見も大いに言い合って、結論に向かっていくことが大切だと。
 
そのために必要なこととしてよく言われるのはコミュニケーションの活性化ですが、そもそもコミュニケーションとは何ぞや。

相手やチームに、自分の考えていること・やってほしいことを行動に移してもらうこと

理念や方向性はもちろん会社で決めることですが、それに則して具体的にどうするかは現場で考えて決めるもの。感情論ではなく議論をたたかわせる場を設けることで、考え・相談し・人の話に耳を傾け・まずはやってみるという姿勢が身についていくのだそうです。

【みんな真剣です】

リーダーシップとマネジメント

この二つの言葉については、割と誤解が多いそうです。
さてさてそれは・・・???

リーダーシップとは

人に影響を与えて、人が能動的に動く・ついていく現象。その現象を生み出した人の行動。
その現象を生み出す人がリーダー。

ちょっと難しいですが、平たく言うと、
「リーダーとは、役職や能力に関係なく、自分から周囲に働きかけることで状況を突破し、事態を解決に導く人」
だそうです。役職者だからリーダーなのではなく、生まれながらの素質でもなく、そうしようとする意欲が大切だと。誰にでもなれる可能性はあるけれど、これはなかなか。。

マネジメントとは

こちらはかなりシンプルでして、

何とかやりくりして、どうにか対処すること。
それをする人がマネージャー。

とのことです。言葉としてはシンプルですが、これはとっても大変。ビジネスを取り巻く環境は複雑で不確実で、分かりやすい答えはありません。自分なりに道筋を立てて、恐れず、決断・実行する。腹をくくってどこまでやれるのか、それを試されている・・・。

【住永講師による“リーダーシップとは”のレクチャー】

管理職として

管理者の役割

  • リーダーシップを発揮しながら,マネジメントを遂行する
  • 目線,視点を上げる(経営目線)
  • 自分の言葉で,自分の解釈で話す
  • 悪い情報こそ上げる/上がる環境を作る

 

2日間に渡り管理職としてどうあるべきかレクチャーを受け、グループワークで話し合い、発表してきました。
出席した管理職の全員がそれぞれの立場で「どうありたいか」という考えを持ちつつも、それを実現させることの壁の高さが相当のものであることも感じていたように思います。
しかし「問題があること自体はおかしくない。解決できていないことが問題。」という住永講師の言葉のとおりで、とにかく解決に向けて取り組むしかありません。
1日目、2日目それぞれの最後において、

  • 管理職としてどうありたいか
  • 研修を踏まえてこれからどうしていくか

 を各自が発表しました。
 
会社として向き合うべき課題はたくさんありますが、管理職同士がその課題を共有して協力して解決に臨み、それぞれが自身のありたい姿を目指し、その責任を果たしていくことで一つひとつ改善していくものと思います。
仲良しクラブではなく、仕事仲間として協力してがんばりましょうっ!!